休暇に入った人間のいかにも自堕落的な生活。
どうも、wrirranです。
十時頃。
長期休暇に入り、生活リズムを改善するぞ!と思った矢先。
正直に言うと六時半にはもう起きていて、もう少し寝てから起きようと思った矢先、意識は既に深い、海のような深淵へと沈んでおり。
目を覚ますと十時。意味がわからない。
この三時間半なにをしていたんだ私は。夢も見ず、飯も食わず、ただ眠る。それが許されるのはエジプトに眠るツタンカーメン、いやトゥト・アンク・アメンというべき、だろうか。
目を覚まして落ち着いた頃にはもう十一時を過ぎており、すごく人生を無駄にした気がした。
リビングに出るとそこには、まるで訪れることを予期していたかのようなソファ。おあつらえ向きにクッションが三つ並べられている。
そのふわふわさに魅了される幼子の如く、私はソファに飛び込んでしまった。
ふわふわだ。
人類に感謝すら覚える。
この感謝が冷めやらぬ内に伝えておこうと
Googleで「ソファ 開発者」で調べ、Wikipediaのページへ飛ぶと、
寄付を要求された。
意味がわからない。
わたしはソファに対する感謝を伝えたいのであり、ソファの開発者の情報を与えるWikipediaには感謝していないのだ。いや情報源として確実なのは感謝すべきなのだが。
つか感謝感謝うるせぇな。感謝おじさんか。
そんな押し問答を続けていると、ソファへの感謝はすっかり底を尽き、なんだか眠くなってきた。
ベッドに横たわる。
やはりベッドだ。ベッドは全てを解決する。
ありがとうございました。
おやすみなさい。